ブックマーク / shorebird.hatenablog.com (3)

  •  「ゲーム理論による社会科学の統合」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    ゲーム理論による社会科学の統合 (叢書 制度を考える) 作者: ハーバート・ギンタス,小川一仁,川越敏司,佐々木俊一郎,成田悠輔出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2011/07/14メディア: 単行購入: 9人 クリック: 328回この商品を含むブログ (17件) を見る 書はNTT出版による業書「制度を考える」の一冊.著者のハーバート・ギンタスはゲーム理論家で行動科学者ということだが,多くの学際的な活動で知られる.書もその邦題からわかるように非常に学際的な性格の強い書物であり,書を貫くギンタスの主張は「ヒトの行動にかかる学問は,社会科学,生物学,心理学,経済学という分野ごとに分断化され,相互に相容れないモデルを使っているが,それは大変嘆かわしい状況である.そして行動科学は,ヒトを拡張された合理性を持つプレーヤーと扱い,社会規範を入れ込んだゲーム理論によって統合が可能で

     「ゲーム理論による社会科学の統合」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    pqrs
    pqrs 2011/11/17
  •  「比較歴史制度分析」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    比較歴史制度分析 (叢書 制度を考える) 作者: アブナー・グライフ,神取道宏,岡崎哲二出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2009/12/09メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 3人 クリック: 270回この商品を含むブログ (22件) を見る 書は,制度がどのように成立するのかについてゲーム理論の均衡分析をフレームにして考察し,それを中世経済史から検証してきたことで有名なアブナー・グライフによる,これまでの業績を総合した大著である. これまでさまざまなところでマグレブ商人の閉鎖的な社会とジェノヴァ商人のオープンな社会がそれぞれどうエージェンシー問題に対応してきたかということがリファーされているのを見聞きしてきたが,グライフの論考はその引用元ということになる.彼は歴史学の訓練を受けた経済学者で中世文書の原典に当たって中世商人がどのようなインセンティブに基づいて行動してい

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    pqrs
    pqrs 2010/04/20
  • 読書中 「The Stuff of Thought」 第3章 その11 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    The Stuff of Thought: Language as a Window into Human Nature 作者: Steven Pinker出版社/メーカー: Viking Adult発売日: 2007/09/11メディア: ハードカバー購入: 2人 クリック: 120回この商品を含むブログ (105件) を見る ピンカーの考え,概念意味論(conceptual semantics)への極端な対立仮説,言語決定論の主張の続き. ここからは真打ち.過激な論点を含んだ主張になる.ピンカーは3つまとめて扱っている. 8.言語の単語と文法構造は,彼等がしゃべっていないときもその推論に強い影響を与える. 9.思考の媒体は実際の単語や文章だ.だから名前のない概念について考えることはできないし,因果は言語から思考に向いている.母語に概念がなければ思考上の盲点の様なものになる. 10.2つ

    読書中 「The Stuff of Thought」 第3章 その11 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    pqrs
    pqrs 2008/02/05
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