汚された法務省の看板を清掃する職員ら。赤い墨汁のようなものが石の隙間にまでべっとりと塗りつけられていた =9日午後、東京・霞ヶ関(荻窪佳撮影) 9日午後3時半ごろ、東京都千代田区霞が関の法務省正門で、男が石造りの表札に朱色の墨汁を投げ掛けたため、警備員が男を取り押さえた。 警視庁丸の内署によると、取り押さえられたのは大阪府茨木市、職業不詳の男(66)で、同署は軽犯罪法違反の疑いで事情を聴いている。 同署によると、男は「年金をもらえず、大阪の社会保険庁に行ったが相手にされなかったので法務省に来た。法務省でも門前払いされ頭に来てやった」と供述しているという。