スパイを夢見る少女が、二国間の争いに翻弄される例の映画を見てきた。なんとかファミリー、楽しみですね、早くもコナンに次ぐ国民的作品になりそうじゃないですか、だと? バカモノ! スパイを夢見る少女の映画と言えば、国民的エッセイをアニメ化した「窓ぎわのトットちゃん」に決まっておろうが! この週末を越えれば、そのホニャララ家族によって上映回数を大幅に駆逐されてしまうだろうから、「徹子の部屋」という重大なネタバレ(ひどくない?)を回避しつつ、元祖・和製アーニャを劇場へおがみにいくがよいわ! 視聴する前は、著者本人が「大した中身がないので、映像化は難しいだろう」と言っていたように、下手をすると「となりの山田くん」みたいな小品の集積になっているのではないかと危惧していましたが、本作はトモエ学園での教育を物語の中心にすえて、戦前の社会と暮らしをていねいに描いていきます。「確かな考証と観察と演出があれば、脚
![映画「窓ぎわのトットちゃん」感想|小鳥猊下](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/38acf4d2fe71ca7b1ff27de83cdcb3e0346227da/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fd2l930y2yx77uc.cloudfront.net%2Fproduction%2Fsocial_images%2F45e100ee2b13c8227cbc9d2a45aa369a60ba5100.png)