木村さんがエルメスの乗馬ジャケットと出合ったのは、10年ほど前。 「エルメスが上質な革で馬具をつくるメゾンであることは高校生のころから知っていました。その上らん(=乗馬ジャケット)は憧れでしたが、子供に手の届くものではなく、大人になって旅先で偶然見つけたとき、あまりの美しさに心奪われて…。普段はデニムに合わせてカジュアルに着ますが、こんなに端正なのに、スポーツウエアだからとても丈夫!」 木村さんは高校時代、馬術部だった。友人に誘われ、軽い気持ちで入ってみると…。待っていたのは、毎朝早起きをして授業前と放課後に馬の世話をする日々。 「馬術は生き物を相手にする競技。怪我もしましたし、世話も大変ですが、責任感が生まれて仲間との絆が深まり、今でもみんな仲がいいんです」 彼女にとって、乗馬は厳しいものだったが、ある日、そのスタイルの優雅さに気づく出来事があった。 「乗馬をしていた明治生まれの祖父が、
人生の節目にはいつもエルメスが寄り添うという喜び 今年の4月で40歳になったギタリストの村治佳織さん。10代前半で数々のコンクールの最優秀賞に輝き、15歳でプロデビューしてから、ギタリストとしても25周年という大きな節目の年を迎えた。 誕生日当日、村治さんは自ら企画して大切な人を食事に招いた。女優の吉永小百合さんと岡田太郎さんご夫妻である。そのとき、お祝いに贈られたのがエルメスのシルクスカーフ「カレ」だった。 「来てくださっただけでもありがたいのに、岡田さんがいくつもの店舗を回って、私のために、探し出してくださったものだと知り、感激しました」 フランス語で正方形を意味する「カレ」の艶やかなシルク地に描かれる絵には、一枚一枚、物語がある。《おしゃべりな鳥たちの家》と名付けられた村治さんのスカーフは、ポルトガルの陶芸作家、ベラ・シルヴァがデザインしたもの。賑やかなコラージュの手法が、現代アート
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