フェイズドアレイアンテナの原理 (フェイズドアレイアンテナの電波_radartutorial.eu) フェイズドアレイアンテナは言ってみれば、小さなアンテナが沢山ついたアンテナです。 そして、この小さなアンテナは一つ一つ同じ周波数の電波を出しますが、そのタイミングが微妙に変えられるようになっています。微妙に変えると言っても、好き勝手なタイミングで電波を出すわけではありません。 それこそ、コンマ数秒のズレもないほど完璧なタイミングで「ずらしたり」「揃えたり」しながら電波を出しています。すると、不思議な事に上の図のように電波の波が綺麗に重なって任意の方向に飛んで行く様になります。 現象としては光が水面やガラス面で屈折(方向が変わる)するのに似ています。水やガラスで光が屈折するのは、水やガラスの内部では光の進む速度が変わり、空気中に比べて光の進む「タイミングがずれる」からです。 ガラスや水なら良