昔から人気のある戦国の対戦カード(?)は、上杉謙信VS武田信玄ですね。しかし、どちらかというと武田信玄は押され気味でした。 平地でのガチンコ勝負では、信玄は謙信になかなか適いません。川を挟んで対峙したり、信濃の山中で互角に戦うのがやっとでした。 あるいは、謙信が雪で動けない時期に、謙信に奪われた領土を、信玄は取り戻していたりしていました。 逃げ腰の信玄を誘き寄せた謙信 そんな逃げ腰の武田信玄に、業を煮やした上杉謙信は決戦に踏み切りました。自軍を媒鳥(おとり)にして、信玄の首をとろうとしたのです。第4次川中島の戦です。 謙信は1万2千の兵を率い妻女山に陣を敷きます。善光寺には別働隊5千を残しています。 対する信玄は、海津城に3千の兵を残し、1万2千を妻女山の後方から攻めさせ、八幡原に8千の兵を置き、謙信の退路を絶つ作戦でした。 ところが、信玄の別働隊1万2千が妻女山に到着したら、もぬけのカラ