イラクやシリアで勢力を拡大しているイスラム過激派組織「イスラム国」は、アメリカ人のジャーナリストとみられる人物を処刑する映像をインターネット上に掲載し、イラク北部で過激派組織に対する空爆を実施するアメリカをけん制するねらいがあるとみられます。 この映像は、イラクやシリアで急速に勢力を拡大しているイスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」が19日、「アメリカへのメッセージ」と題して掲載したものです。 映像では、黒い衣服に身を包んだ過激派組織の戦闘員が、おととしシリアで取材中に武装グループに拘束されたアメリカ人のジャーナリスト、ジェームズ・フォーリー氏とみられる人物を後ろ手に縛り、ひざまずかせている様子が写っています。 そして、戦闘員が「アメリカ軍がわれわれを毎日攻撃していることで、イスラム教徒の間に犠牲者が出ている」と述べて、アメリカ軍がイラク北部で過激派組織に対して行っている空爆を非難し