仙谷官房長官は12日午前の衆院内閣委員会で、中国漁船衝突事件の映像に関する「厳秘」資料を委員会室で自ら広げているところを記者に撮影されたことを受けて、国会内の写真撮影のあり方を見直す考えを示唆した。 仙谷氏はこの資料の撮影を当初は「盗撮」と表現していたが、この点については「撤回する」とした。そのうえで、「国会内の写真撮影の許可の趣旨は、カメラが今のように非常に細かいものまで拡大して望遠レンズで撮影できる時代の許可ではなかった」と強調。「時代とともに撮影の在り方をもう一度考え直す必要がある」と述べた。 国会の委員会室内では、委員長の撮影許可を得れば撮影を禁じられるものはない。