タグ

小説と社会に関するprimafluegelのブックマーク (2)

  • ■ - 群馬大学 二宮祐研究室

    綺羅は「日高等教育史」という講義を受けているところである。初老の二宮先生が担当である。1860年代から2040年代まで180年間の高等教育歴史を教わっている。二宮先生の話しはわかりやすいものの、どこか物足りなさを感じることがある。毎回の小テストはしっかりと合格点を取ってきた。高校までと同じ勉強方法で対応できるので楽ではあるものの、何かしっくりとしない思いが残るのである。 二宮先生は教授や准教授ではない。「教育教育方法カウンシル」から派遣されている先生である。もともとは大学に所属する専任講師、准教授であったのだけれども、ある時にカウンシルから派遣される先生になったらしい。講義ではこの経緯を絶対に話してくれない。「日高等教育史」の講義であるにもかかわらず…。一度、思いきって大学の准教授とカウンシルの先生の違いについて教えてもらおうとして、QQで連絡したことがある。大学の中に研究室を持っ

    ■ - 群馬大学 二宮祐研究室
  • 告白/湊かなえ - 不壊の槍は折られましたが、何か?

    告白 作者: 湊かなえ出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2008/08/05メディア: 単行購入: 25人 クリック: 692回この商品を含むブログ (755件) を見る 年度末、中学校のそのクラスでは担任の女性教師が離任の挨拶をしていた。勤務先のその学校で愛娘がプールで溺死するという悲劇に見舞われた彼女は、生徒たちにある《告白》を始める……。 連作短編形式を採用しているが事実上の長編で、悪意や独善、相互無理解が数珠繋ぎに負の連鎖反応を起こしており、実にスリリングである。そして各編においては、他人(肉親含む)の理解など土台不可能であること、自覚の有無にかかわらず人間は誰しも自分のフィルターを通したマイワールドでしか生きられないこと、一たび歯車が狂ったら人生は簡単に破滅することを、作者は恐ろしく淡々と描き出す。押し付けがましくなっていないのは素晴らしいが、それ以前に地の文が徹底的に冷静な

    告白/湊かなえ - 不壊の槍は折られましたが、何か?
  • 1