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2015年3月31日のブックマーク (3件)

  • 「教室の黒板を夕日が照らす」のは「マンガの中だけの話」です!? | 雑学界の権威・平林純の考える科学

    「夕日が(今日の”日直”の名前が書かれた)教室の黒板を照らす」という風景は、マンガなどでよく描かれそうなノスタルジックな景色です。 …しかし、そんな「夕日に照らされた黒板」は、現実には(あまり)存在しない風景です。 なぜなら、学校の(多くの)教室は、黒板に夕日が当たることがない向きに作られていることが多いからです。 100年以上前の明治28年、当時の文部省が「学校建築図説明及設計大要」というものを発行しました。 これは、学校を作る際には「こういう風に作りなさい」という指導書です。 この「学校建築図説明及設計大要」では、(特殊な教室でない)普通教室について、次のように「教室・窓の向き」が決められています。 教室ノ形状ハ長方形トシ室ノ方法ハ南又ハ西南、東南トシ凡テ光線ヲ生徒ノ左側ヨリ採ルヲ要ス。 わかりやすく書けば、「教室は長方形で、おおよそ南(西南〜東南)に窓が向くようにし、生徒の左側から光

  • 他教科に比べて英語がかなり特殊な点 - こにしき(言葉・日本社会・教育)

    結論からいうと、「生活上のニーズをほぼ等閑視したまま義務教育課程のメンバーになれたのは英語科だけ」という話です。ですから、この結論に違和感を感じない人は(そして興味を感じない人も)、以下を読む必要はとくにありません。 前口上 以前、『シノドス』で以下の記事を書きました。 「日英語化している」は当か?――日人の1割も英語を必要としていない / 寺沢拓敬 / 言語社会学 | SYNODOS -シノドス- 好意的なコメントも多数もらいましたが、批判的なコメントもけっこうもらいました。批判的なコメントで最も多かったもののひとつが、以下の様なタイプ。 「実生活で必要性がある人がごくわずかだ」なんて理由で必要性が否定できるなら、英語だけでなく学校の教科はみんな廃止になってしまう。 たとえば、はてなブックマークのページについているコメントには、そういう「批判」がちらほら見えます。 この手の「批判

    他教科に比べて英語がかなり特殊な点 - こにしき(言葉・日本社会・教育)
  • 拙著『「日本人と英語」の社会学』が刊行(「まえがき」をアップ) - こにしき(言葉・日本社会・教育)

    ツイッターなどではすでに告知していましたが、拙著が発売されました。 「日人と英語」の社会学 −−なぜ英語教育論は誤解だらけなのか 作者: 寺沢拓敬出版社/メーカー: 研究社発売日: 2015/01/17メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (13件) を見る まえがき、目次、および文からの抜粋は、以下のリンクから読めます(けっこうサイズの大きいPDFなのでご注意下さい) http://www.kenkyusha.co.jp/uploads/samplebook/new/32737821.pdf そんなでかいファイルを見るのはしんどい!という方もいるかもしれないので、「まえがき」(の謝辞を除いた部分)のテクストをアップします。(ただし、以下は寺沢が再編集したものなのでひょっとしたらミスがあるかもしれません。「正」は書籍版です) 何かの参考になれば幸いです。 まえがき

    拙著『「日本人と英語」の社会学』が刊行(「まえがき」をアップ) - こにしき(言葉・日本社会・教育)