政務活動費約913万円をだまし取ったとして、詐欺罪などに問われた元兵庫県議の野々村竜太郎被告(49)の第2回公判が22日午後、神戸地裁(佐茂剛裁判長)で開かれ、右耳に手を当てる「聞こえません」ポーズに対し、検察側から「その格好は結構なんで!」と“拒否”される場面があった。 第2回公判は午後1時10分に開廷し、検察側の証拠提出や質問、弁護側からの補足質問など、約1時間20分で終了。検察側が兵庫県警の取り調べ状況について質問している中で、野々村被告が突然「今の質問、一部理解できませんでしたので、右(耳)側から聞かせていただきます」と口にし、自身から見て左側にいる検察官へ、身をよじり、右耳に手を当てた。 14年の“号泣会見”から、今年1月の初公判でも披露していた「聞こえません」ポーズ。前回の初公判時には「緊張すると、左耳が聞こえにくい」などとして、このポーズの理由を説明していた。だが、この日は、