本記事では、企業が社内に潜む脅威に相対するうえで準備しておくべき防衛策について解説する。 われわれは、内部関係者によるリスクは多種多様であるということを忘れ、アクセス権限を持つ従業員によって不正行為がなされ、会社に悪影響がおよぶ事例ばかりだと思い込みがちだ。こういった思い込みはある意味で正しいが、この観点からリスク管理のための情報が十分に得られるとは言い難い。われわれは、どのような脅威が存在するのかや、それに関連する職務、そして従業員やベンダーなどがポリシーや規則あるいは倫理にのっとっていない際に現れる典型的な兆候を、しっかりと見極めなければならない。こういった情報をもとにして管理面や技術面、物理面での統制を実行することで、内部関係者によって引き起こされるリスクを低減できるようになる。 今回の記事では「The CERT Guide to Insider Threats: How to Pr
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