欧州連合(EU)のデータ保護当局は2014年11月28日、同地域内で今年5月に認められた「忘れられる権利」を全世界に適用することを求めるガイドラインを公表した。 「忘れられる権利」(Right to be Forgotten)はEUの最高裁にあたる欧州司法裁判所(European Court of Justice)が下した判決で、検索エンジンは現状にそぐわない不適切なプライバシー情報へのリンクを削除しなければならないとの判断が示された。この権利はウェブページへのリンクを検索から削除することから(自分のことを)「探されない権利」とも言えよう。この判断に従って Google は5月より欧州域内からの個人情報削除の依頼を受けており、現在までに174,000人から延べ60万以上のURL削除依頼申請があり、このうち約42%のリンクが削除された。Googleが公開した資料によると、忘れられる権利に基づ