先日から読み続けていた「平気でうそをつく人たち」をようやく読了した。 平気でうそをつく人たち―虚偽と邪悪の心理学 M.Scott Peck 森 英明 草思社 1996-12 by G-Tools 前書きに、 「読者の中にはこの本によって苦痛を受ける人もいるだろう」 と断りを入れてある通り、読み進めるのが非常にタフな本だった。 また、言いたいことはよくわかるのだが、 いかにせん「われわれは神か悪魔のいずれかに帰依しなければならない」など、 キリスト教的善悪二元論や恣意的な観点も見られ、 その点も読み進めるのに苦労した点の一つだった。 さて、ここからが本題なのだが、 この本は富野が∀の物語を作るにあたって参考にした本としても知られている。 そこで、∀放映開始前後から劇場版上映あたりまでの富野資料を渉猟し、 その中からこの本に関する発言を集めてみた。 『平気でうそをつく人たち』(M・スコット・ペ