関連記事 ■イデオンと富野喜幸と滝沢敏文 『イデオン』以外、『エルガイム』、『Zガンダム』、『ガンダムZZ』などの富野作品も手掛けた滝沢さんですが、正直いうと、その時期の滝沢さんについてよく分かりません。あまりその時期の資料を持っていないのは一つで、もうひとつの原因は僕は高橋監督の作品について疎いことです。なので、高橋監督が滝沢さんに与えた影響についても検証できないのです。演出家の一時期だけ取り上げて語るのは決してその人の全貌が見えないのですが、ここであえて『イデオン』時の滝沢さんについて語らせていただきます。 さて、前回はコンテと演出の違いを言及したのですが、演出とコンテの分業についてはあまり語る必要がないと思うのですが、おそらく発動篇に関してはそのツヤである部分、ほとんど滝沢色で仕上げられているのではないかくらい、滝沢さんの役割が重要だった。 『イデオン』の滝沢さんについては、当時のプ
『イデオン』の資料を見返したら、興味深いくだりを見つけました。監督の富野と演出の滝沢についての話でした。 周知の通り、テレビ版コンテ5本、演出11本、さらに映画版では、監督という役割をも務めた滝沢氏は、このイデオンにおけるもっとも重要なスタッフの一員だといえます。しかし、テレビ版はいいとして、映画版イデオンの「監督」と「総監督」は一体どのように違ったのかという疑問を感じた人もかなりいるでしょう。そこで、『伝説巨神イデオン大事典』の富野発言を見てみましょう。この内容については、富野とかBLOGサイト2の坂井哲也さんはすでに要約を書いてくださいましたが、自分は要約する能力がありませんので、あえて全文を掲載します。 本誌(注:アニメック) 例えば「イデオン」の映画ですと滝沢敏文さんが監督をなさるなど、アニメーションではどんどん若い人が起用されてゆきますが、総監督と監督は、今回の映画では仕事内容に
関連記事: ■富野作品のオープニング、エンディングと絵コンテ(1) ■富野作品のオープニング、エンディングと絵コンテ(2) ■富野作品のオープニング、エンディングと絵コンテ(3) さて、今回は第4回ですが、このシリーズは全6回という予定です。 5回目はキンゲまででは時間順通りなんですが、 6回目はこれまで語った富野作品以外のOPED絵コンテということで、 時間順列を飛ばさせてもらった。 機動戦士ガンダムZZ 前期オープニング:滝沢敏文 ……悪名高い「アニメじゃない」ですが、いざ検証してみると、本当に困ったもん。 何せアニメなのに「アニメじゃない」という、普通に意味を味う前に違和感が。 一応大人に対するカウンターとして打ち出して、テーマと合致する気がしないでもないが、 「アニメじゃない」のせいで、なんだかヤケクソになっちゃうようにも聞こえるので、 とにかくとても困るものなんだ。 さて、映像面
リクエストに応えて書くはめになった、新オープニングについて。 真実は極めてエキセントリックではなく、極めてネガティブな要素で左右される。 つまり、どう作りたいかではなく何ができるのか?、我々に与えられた条件はそれしかない。 ある日笠間君から電話が入った。 samurai7NHK総合で放映されることになったのですが、オープンエンドだけリニューアルしたいのです、時間がないのでできれば監督に絵コンテを描いてほしいんです、もちろん早業で。 曲はメールですぐ送るということで、聴いた・・・ラップだ・・・。 多分笠間君に逆らうスタッフは殆ど居ない。 何故ならば彼が切れると現場が止まってしまうからだ。彼は核を保有している。 2日後、笠間、猪股、両プロデューサーと私の会議。 猪股さん「監督、怒らないで欲しいんですけど、歌はカミセンです」私「ああ、カミセンだったのか・・・三宅健だっけ」「そうですよくご存じで」
長野県松本市出身[1]。東京造形大学映像科では写真と映画を専攻[1]。大学を卒業後、東京アニメーションフィルム(現:アニメフィルム)に入社。同社に撮影スタッフとして勤務した[1]後、シンエイ動画に移籍し演出助手に転向した[1]。その後日本サンライズ(現:サンライズ)に活動の拠点を移し[1]、『装甲騎兵ボトムズ』『ダーティペア』などの演出チーフ・監督を務めた。その後はフリーの演出家として活動していた。2011年からは、倉敷芸術科学大学の講師も務めていた。 2015年6月22日、食道がんのため逝去。61歳没[3]。 一球さん(1978年)コンテ ドラえもん(1979年)コンテ サイボーグ009(新)(1979年 - 1980年)ストーリーボード、演出 科学冒険隊タンサー5(1979年 - 1980年)絵コンテ、演出 伝説巨神イデオン(1980年 - 1981年)絵コンテ、演出 太陽の使者 鉄人
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