上映期間もそろそろ終わりという事で再見した エヴァ新映画について、しつこく言及。 今回の映画は富野監督の言葉でいう「身体性」 の描写が若干強まり、それがセカイ系の始祖として悪名高い エヴァの「セカイ」を広げているのではないか、 という思いつき(笑)。 自分の場合は、身体性というのをアニメの中での生活描写、 傷の痛みや恐怖といった現実と地続きの描写、というふうに 理解してます。 そういう描写がないアニメは、健全でないとお禿様は常々 言っておられる訳なんですね(笑)。 新映画でいえば、シャムシエルにエヴァの腹を貫かれて シンジ君が苦悶の表情を浮かべるところ。 一瞬のシーンですが、エヴァを通して伝わる痛みの表現に 一役買ってます。 旧シリーズの同シーンは、闘志のために痛みを意に介していない ようにも見えましたが、この1カットで戦いの痛みがより強く 伝わるのではないかと。 そして、シンジ君が手の感