1940年、静岡県出身。アニメーション監督。19歳でアニメーションの世界に飛び込み、日本初の長編アニメーション映画『白蛇伝』にアニメーターとして関わる。虫プロで『鉄腕アトム』などを監督、『日本昔ばなし』シリーズを立ち上げたと同時に日本各地を放浪し、10年あまりのブランクを経て『ナイン』『タッチ』といったあだち充作品で復帰。1985年の『銀河鉄道の夜』で絶対的な評価を得る。現在、同じく宮沢賢治作品の『グスコーブドリの伝記』を製作中。 わずか19歳で日本初の長編アニメーション『白蛇伝』に参加。手塚治虫との出会いとテレビアニメ『鉄腕アトム』の誕生。10年におよぶ放浪の旅。そして傑作『銀河鉄道の夜』の誕生。日本のアニメ史とともに歩みつづけるアニメーション監督、杉井ギサブロー氏に、アニメの過去と現在、そしてテレビアニメ以降のアニメの可能性についてうかがった。 ——杉井さんは1958年からアニメーショ