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2009年11月10日のブックマーク (7件)

  • 0083とは何だったか?

    一見して、“ガンダムVSガンダム”という、いかにも低俗なケレン、客寄せパンダ的発想で企画されたように見えるOVAシリーズ『0083』だが、できあがった作品は、極めて手堅く作られたものだった。 全編を通じて、ジオン残党軍を、理想のために戦う兵士達として、とにかくカッコ良く描いたこと。思想そのものの是非は問わない姿勢も終始一貫しており、潔い。もちろん、メカ描写に関しても評価が高い。富野監督以外の作品としては唯一、単独で劇場映画化されたという事実も、人気のほどを物語っている。私個人の周囲でも、この作品に対する批判は、ヒロインのニナに関するものに集中しているようである。概ね好評と言ってよかろう。 ガンダム強奪に始まる「星の屑」作戦。大気圏離脱用ブースターを装着したコムサイによる機体回収が失敗すると、支援のユーコン級潜水艦でアフリカへ回送、HLVで宇宙へ打ち上げる。シリーズ構成上は中盤の山場であ

  • http://homepage1.nifty.com/shanghai/topic/char.html

  • http://homepage1.nifty.com/shanghai/topic/ral.html

    まずはハモン。謎多き女性だ。名前にしてからが謎である。さて、ハモンのフルネームは?と問えば、ハモン・ラル、ハモン・クラウレ、あるいはクラウレ・ハモンという答えが返ってくるはずだ。「ランバ・ラルの内縁の、あるいは愛人だからラルではなくハモン・クラウレ」「いや、それは小説版の設定で、アニメではハモン・ラルが正しい。なぜなら劇場版『哀戦士編』の予告テロップでは『ハモン・ラル』となっている」など諸説紛々である。TV版、劇場版のエンディングテロップでは単に「ハモン」、小説では一貫して「クラウレ・ハモン」となっている。 結論として、確定するのはかなり難しい。ランバ・ラルとハモンが正式な夫婦でないのはほぼ確かだが、あれだけ公然の仲ならば、社会的にラルの姓を名乗っても、あるいは呼ばれてもおかしくないのではないだろうか。筆者個人の感触では「ハモン・ラル」説を採っている資料は昔は多かった気がしたが、減って

  • 宇宙世紀史学論序説

  • コロニー落としの思想

    コロニー落としの思想 U.C.0079年1月3日、ジオン公国は地球連邦政府に宣戦を布告。と同時に(時間差は三秒と言われている)各サイドの地球連邦軍を奇襲攻撃、殲滅した後、コロニーにGGガスを注入するという方法で計40億人を虐殺した。そしてこの作戦の最終段階として実行されたのがコロニー落としである。 人類史上初めてのコロニー落としは、しかし軍事行動としては完全には成功しなかった。おそらくは(空気抵抗を減らすため地球の自転方向に合わせて)西から東に向けて降下軌道上に乗せられたコロニーは、インド洋上空にあたる地点で、大気との摩擦により爆発・四散、その破片は環太平洋全域に降り注いで甚大な被害を与えた。最も大きな残骸はオーストラリアに落下し、大陸に穴を開け地形をも変えてしまったのである。 だが、植民地(colony)を失った旧世紀の英国が衰亡した故事に倣って「ブリティッシュ作戦」と命名された事か

  • 『RING OF GUNDAM』応援記事その1 「リング・オブ・ガンダムの現状」

    今回から、現時点富野由悠季監督の最新作である『RING OF GUNDAM』の記事を、3回分けて書きたいと思います。第1回、すなわち今回は『RING OF GUNDAM』の現状についての話で、第2回は今までの富野作品の傾向と現時点で見たフィルムから、将来制作されるであろう『RING OF GUNDAM』のこれからクリアすべき課題についての建言で、第3回はこの一連の記事のまとめと共に、総括的に未来的な作品『RING OF GUNDAM』についての話なので、もしよろしければ、皆さんも一緒に応援してください。 と、その前に、シャア専用ニュースさんはGALAC2009年12月号に載っている富野インタビューを紹介してくれました。そのなかにいくつか極めて前向きで意欲的な話があるため、是非一度読んでみてください。 ○シャア専用ニュース│GALAC2009年12月号 THE PERSON 富野由悠季 イン

    『RING OF GUNDAM』応援記事その1 「リング・オブ・ガンダムの現状」
  • WEBアニメスタイル | アニメ様365日 第245回 『機動戦士Zガンダム』とそれ以降

    放映から数年間は『機動戦士Zガンダム』をエキセントリックな作品だと思っていた。今観ると意外とそうでもないのだが、とにかく当時はそういった印象だった。『Zガンダム』は難解な作品でもあった。難解なのは、狙いで難しくしているところと、作劇の拙さのために分かりづらくなっているところがあったのだろう。エンターテインメント性も高いとは言えなかった。『Zガンダム』がそういう作品だったから、後番組として作られたシリーズ第3作『機動戦士ガンダムZZ』を娯楽性の高い作品にしようとしたわけだ。 『ガンダムZZ』は「明るいガンダム」がセールスポイントだったが、実際には明るいばかりのシリーズにはならなかった。その次に劇場作品として制作された『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』は『Zガンダム』の延長線上にある作品だった。前にも書いたように、僕は、後に『逆襲のシャア』の大ファンになるのだが、初見時の印象は、やはり「エキ

    prisoner022
    prisoner022 2009/11/10
    ターンエーまで押さえるも新訳に触れずに終わるか。新訳は未だ歴史化され得ず、というところなのかな。