やまざき・はじめ/1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。現在、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。東京大学を卒業後、三菱商事に入社。野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、パリバ証券、山一証券、明治生命、UFJ総研など、計12回の転職を経験。コンサルタントとして資産運用分野を専門に手掛けるほか、経済解説や資産運用を中心に、メディア出演、執筆、講演会、各種委員会委員等を務めた。2024年1月1日、永眠。 山崎元のマルチスコープ 旬のニュースをマクロからミクロまで、マルチな視点で山崎元氏が解説。経済・金融は言うに及ばず、世相・社会問題・事件まで、話題のネタを取り上げます。 バックナンバー一覧 1月14日に菅政権の改造内閣が発表された。小規模な改造だが、何といっても注目されたのは、たちあがれ日本を単独で離党して経済財政担当大臣になった与謝野馨氏の入
今日も2005年のFOMC議事録ネタ。 デビッド・ベックワースがこのうちの2005年12月プレゼン資料の以下の図に反応し、FRB自身が2000年代前半の政策金利が低過ぎたことを認識していた動かぬ証拠、とブログで書き立てている。というのは、以前紹介したように、この時期のFRBの過度な低金利政策が住宅バブルを引き起こした、というのがベックワースのかねてからの持説だからである。 上図では実質FF金利と中立利子率の推移が比較描画されているが、確かに2000年代前半には黒い線が赤いゾーンより下振れしているのが目立つ。 ただ、コメント欄では、幾人かのコメンターがベックワースのそうした単純なFRB悪玉論に疑問を呈している。その代表的なものがAndy Harlessによるコメントで、彼は、2001-2006年の名目GDP成長率は年率5.3%であったが、それはその前の5年間(5.4%)ないしさらにその前の5
24日召集の通常国会で格好の標的になるのが与謝野馨経済財政担当相だ。 まず攻められるのが政治家の矜持だ。先の総選挙で与謝野氏は東京1区で民主党の海江田万里氏に負け、自民党への票によって比例復活して議席を得ている。そのまま、新党「たちあがれ日本」に行ったと思ったら、それを踏み台にして、民主党政権の閣僚になってしまった。 自民党から見れば、票を返せという話だ。現行法の抜け穴であるが、おそらくそうした政治家の変節は想定外の話だろう。 また、与謝野氏が1年前に書いた「民主党が日本経済を破壊する」は、自分が民主党政権に入閣するというオチだったのかと冗談を言いたくなる。その本では、民主党批判を繰り返しており、それと民主党政権への入閣の整合性について、今国会での質問が山のように作れる。 それほど攻撃材料があるので、おそらく野党は国会を待ち遠しいだろう。特に、自民党には近親憎悪のような感情が渦巻い
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