(※課題映画編、前回はこちらから) ―― 以前にこの映画編で盛り上がったアメリカ映画の「グッド・シェパード」(「人生の諸問題」「君は優秀だ」と言われたら、家族を犠牲にしちゃいますか?)は、国家的ミッションが主題でした。今回、お2人が俎上に載せている「最後の忠臣蔵」のお家大事的ミッションも、それと通じるものなのでしょうか。 岡:うん、「忠臣蔵」と「グッド・シェパード」は似ていると思う。男って、ある程度の大きさの集団になっちゃうと、そういうメンタリティが発動されてしまうんだよ。 小田嶋:でもさ、ミッションって、ちょっと離れたところから見ると、実は矮小なものなんだよね。お家大事で命を捧げます、なんて、要するに社畜として飼われているってことでしょう。「グッド・シェパード」で描かれたアメリカ国家の何とかだって、論じていけば、そんなにご大層なもんじゃなかったじゃない? 岡:俺なんかは会社を辞めてから、
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