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2012年7月13日のブックマーク (6件)

  • 「欧州経済」② 竹森俊平 慶応大学教授 2012.7.11

    Shumpei Takemori, Professor, Keio University 研究会「欧州経済」の2回目のゲストとして、慶応大学の竹森俊平教授が「そしてドイツだけが残った―ユーロ危機の行方」のテーマで話し、記者の質問を答えた。 司会 日記者クラブ企画委員 小此木潔(朝日新聞) 日記者クラブのページ http://www.jnpc.or.jp/activities/news/report/2012/07/r00024538/ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 記者による会見リポート(日記者クラブ会報2012年8月号に掲載) 欧州危機、不安定の構図が拡大 研究会「欧州経済」の2回目のゲストは、国際経済学の論客だ。 「欧州情勢については一貫して悲観的。事態が収まってきているという欧州の政治家もいるが、全然そ

    「欧州経済」② 竹森俊平 慶応大学教授 2012.7.11
  • [書評]ヤスミナ『テロル』:すばらしい。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    テロル (ハヤカワepiブック・プラネット) 作者: ヤスミナ・カドラ,藤優子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/03/23メディア: 単行購入: 29人 クリック: 1,873回この商品を含むブログ (33件) を見る 文学は死んだとか生きているとか半死半生だとか復活したとか、いろいろ言われる時代に、書のように何のてらいもない、骨太の真正面からの文学を読まされると、当にうちのめされたような気分になる。 何のてらいもない、と書いたけれど、いま先進国の多くの文学は、そのてらいだけで成立している。変な技法、自己参照、書くべき問題がないことを延々と書くような自慰的な耽溺。それはそれでおもしろいこともあるんだが、やはりそれだけのものでしかない。 書はまったくちがう。イスラム圏の近代化と伝統、パレスチナとイスラエル、そして女性の地位その他の問題を見事にからめつつ、怪しげな技法に

    [書評]ヤスミナ『テロル』:すばらしい。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 都甲『21世紀の世界文学30冊』:紹介としてはよいながら視野が狭く筋が通っていない。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    21世紀の世界文学30冊を読む 作者:都甲 幸治発売日: 2012/05/01メディア: 単行 世界文学、と称しつつ紹介されているのは英語小説、特にアメリカ中心。著者もそれを気にしているようで、「はじめに」であれこれ言い訳する。英語も大してできないし(まあこれは謙遜だろうが)、その他の言語はほとんど初歩程度。でも、それでもここで紹介されているのが世界文学だといえるんだって。なぜかといえば: 書で選んだ三十冊はいずれも、アメリカ合衆国に関係が深い。そしてこの一〇年とは、9/11の事件以来アメリカが世界で暴れ回り、グローバリゼーションの一層の進展とともに英語帝国主義が猛威をふるった時代だった。 だから、アメリカ中心の英語小説の話をするだけでも、世界(に関係のある)文学といえるのだ、というわけ。 が……少しでも世界の政治経済文化を見ている人間なら――The Economist、いや思いっ

    都甲『21世紀の世界文学30冊』:紹介としてはよいながら視野が狭く筋が通っていない。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 市野川『社会学』:後書きで書いている通り、全部書き直してほしいと思う。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    社会学 (ヒューマニティーズ) 作者: 市野川容孝出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2012/06/08メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 120回この商品を含むブログ (1件) を見る これが社会学業界の中の人に向けた、社会学の基論点整理ならこれでもいいんじゃない? その場合、これはぼくとは関係ないなので読んだのは大いに時間の無駄だった。 そうでないなら――社会学業界外の人に読んで、社会学の問題意識とかを少しわかってもらおうというなら、まったくダメだと思う。いきなり、コントがこういってそれに対してデュルケムがどうした、そこで特に医療の話についてはベルナールがあれこれ、とわずか数ページほどの間に、なんだかすさまじい個別談義に落ちていって、結局社会学ってどういうもんで何がしたいのか、というのがちっとも見えず、チマチマした個別議論の中で、こんなこともできるかも

    市野川『社会学』:後書きで書いている通り、全部書き直してほしいと思う。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 『放射能を食えというならそんな社会はいらない』:おまえがいらない。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    放射能をえというならそんな社会はいらない、ゼロベクレル派宣言 作者:矢部 史郎発売日: 2012/06/29メディア: 単行(ソフトカバー) ゼロベクレル派宣言なんだって。シーベルトもなんか怪しい陰謀がらみだから信用できないって。でも、ふつうの品もふつうに放射線出しますんで、ゼロベクレル無理ですから。むろんこうした立場を取るのはその人の勝手だけど。そして事故直後には、こういうことを言う立場も、説得力はさておき、無理もないものだっただろう。でも、一年以上たった時点で、もはや単純にその当初の印象だけをふりかざすのは、思想家を名乗るのであれば (名乗ってるんだよ、この人) ダメだと思う。思想家というわりにあまり考えてない、というか考えていても、下手の考え休むに似たりで進歩がない。いまだに、放射「能」で人がこれから大量に死ぬとか気で言ってるに至っては、どうしたもんか。こういう脅しに荷担した

    『放射能を食えというならそんな社会はいらない』:おまえがいらない。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    prisoneronthewater
    prisoneronthewater 2012/07/13
    自分のコメントに☆つけてるのがいるし…
  • 篠原『全-生活論』:全体性が重要といいつつ全体性って何かも言えず、<母性>にすり寄る情けない本。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    全―生活論: 転形期の公共空間 作者:篠原 雅武以文社Amazon うーん、やめてほしいんだよね、この手の哲学的なお遊びに「転形期の公共空間」なんて副題つけるのは。公共スペースデザインの話だと思って読み始めたら、特に目新しい発想が何もない哲学者が、己のまとまらなさをだらしなく垂れ流しているだけじゃないか。 著者はしつこく、生活とか全体性が失われているんだ、という。で、プライバシーがないのも全体性喪失、原発問題も全体性喪失、貧乏な人がいるのも全体性喪失、孤独死も全体性喪失、子育ての苦労も全体性喪失、あれも生活や全体性これも生活や全体性。そして、こういう個別の問題に技術的に対処するのではだめで、その根源にある生活とか全体性とかの回復がいるんだと。 で、その生活とか全体性って何? 書はそれがまったく出てこない。全体性の全体像がないまま、ないないないないと並べ立てるだけ。あらゆる社会問題は、生活

    篠原『全-生活論』:全体性が重要といいつつ全体性って何かも言えず、<母性>にすり寄る情けない本。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」