長野県軽井沢町のホテルで開かれていた経団連の夏季フォーラムは19日、「強い日本」の再生へ向けた議長総括を採択して2日間の日程を終了した。この日、ゲストとして基調講演した浜田宏一内閣官房参与の論点ペーパーに「経団連は日銀の友、財務省の友、官僚の友?」との記述をみつけた米倉弘昌会長が「そんなことはない」とかみつく場面があった。 米倉氏は「われわれは日本経済にとって何が望ましいかという観点でやっている」と強調し、安倍晋三首相のブレーンとして知られる浜田氏に「必要な政策が着実に実行されるようお願いしたい」と要望した。 一方の浜田氏は前日に会場入りした際、多くのスタッフの出迎えを受けたことを紹介しながら「おじぎの代わりに国民のためにもう少し真剣にやっていただきたい」と経団連の現状に苦言を呈した。 夏季フォーラムには議論を行う30数人の幹部に秘書や広報など総勢100人を超すスタッフが同行。会議の開始3