これさえ取れば… 2020年の横浜F・マリノスにとって、異常な日程に巻き込まれ、まともに競争力を発揮する事が、物理的に困難な状況に追い込まれたリーグ戦は日程を消化する事のみがプライオリティであり、その最中に組み込まれているルヴァンカップも、それに準ずるコンペティションだった。 一方で、開催日程が揺れに揺れたACL2020について、今の世界情勢を考慮してもベターな方式であり、もっと言えば、東大会に関しては全チームがほぼ同一条件(中国チームはグループリーグ未消化だった為、2試合多い)で戦う構図となり、リーグ戦と同時並行で開催される通常スケジュールよりも、勝ちやすくなったと思えた。 アジアチャンピオンになれば、勝利ボーナスやラウンド進出ボーナスを含めれば賞金6億円が得られ、今シーズン、紆余曲折あったが、全てはこの為にあったのだ、と思えるような大団円を迎える事が出来る算段も立った。 だが、現実とし