スポーツ先端科学研究拠点は、センサーで衝撃の強さなどを計測し数値化する「センシング技術」を応用し、スポーツ動作を向上させるプロジェクトを開始した。プロジェクトの正式名称は「新しいセンシング技術を応用したスポーツ動作の評価・向上システムの構築」。プロジェクト開始を伝える10月31日の記者会見には拠点長である石井直方教授(総合文化研究科)をはじめとした研究者の他、トップアスリートでは初のプロジェクト協力者として、LPGA(全米女子プロゴルフ協会)ツアーを戦う横峯さくら選手も登壇した。 記者会見で笑顔を見せる石井教授(左)と横峯選手 通常のセンシング技術では体にセンサーを付ける必要があるなど、肉体的な制約が存在。一部のセンサーには、実験室などに使用場所が限られるという空間的制約もあった。中澤公孝教授(総合文化研究科)による最新のモーションキャプチャ(人や物の動きをデジタルで記録する技術)では、多