http://www.apa.co.jp/book_report2/index.html できたばかりで歴史のない賞というのは賞が受賞作にお墨付きを与えるというよりむしろ受賞作によって賞の値打ちが決まるものですが、アカポスを持っていて*1なおアパグループの懸賞に応募する人がいるというのは驚きです。まあ審査する側にも上智大学名誉教授とか拓殖大学大学院教授が並んでいるわけですが。 さてその第2回最優秀賞受賞作、タイトルの「天皇は本当に主権者から象徴に転落したのか?」を目にしたときには「現憲法下でも天皇は主権者である」という主張が展開されているんだろうと期待しました。あるいは「明治憲法下においても天皇は主権者ではなかった」と主張しているのでは、と。それくらいでないと第1回受賞作のぶっ飛び具合に比肩できないじゃないですか。ところが、実際に読んでみると・・・・・・。 確かに、現在の憲法において天皇は