2011年3月3日のブックマーク (1件)

  • 死傷3割の損害は全滅なのか - 山猫文庫第3版

    「損耗率3割で全滅判定を喰らう事は軍事的には常識なのですが、世間にはあまり知られていません。」(週刊オブイェクト) 戦術用語での「全滅」は、日常用語とは異なって、一人の生き残りもいない状態を指すわけではありません。部隊としての組織的戦闘継続が不能になった状態を「全滅」と評価するからです。まあ、辻政信@ノモンハン事件の「全滅とは何事か!貴様たちが生きてるじゃないか!」という具合に、軍人さんでも日常用語の方を使うことはもちろんあります。 さて、俗に損害が3割を超えると全滅だと言うようですが、これの出典はどこなのだろうと気になっています。厳密な定義ではなく経験則的なものなのでしょうが、誰が言い出したのでしょうか。 探してみると、戦史叢書の「関東軍<1>」の681頁で気になる記述に行き当たりました。いわく日陸軍においては、短時間に部隊の30%の打撃を受けた場合には一時的に戦闘力が失われ、50%の