肥満の原因はカロリーだと信じてきた。 基礎代謝はほぼ一定で、男性は一日1500キロカロリー(kcal)。 出ていくカロリーと入ってくるカロリーを計算して、7200kcal消費すれば脂肪が1kg減るものと思ってきた。 高たんぱく質・低脂質は正義で、セブンイレブンのサラダチキンは「神の飯」だと信じていた。 『トロント最高の医師が教える世界最新の太らないカラダ』は、僕が信じてきた常識を覆すような研究結果ばかりが紹介されている。 カロリーを減らしても長期的には痩せられない 運動量を増やしても痩せられない 食事は規則正しく3食食べる必要はない 脂質は悪くない などだ。 これまで様々なダイエットが提唱されてきたが、調査期間が短いものだったり、人間ではなくラットで調査されたものだったりで、結局どれも肥満を撲滅させるに至らなかった。 肥満には長期的に取り組まなければならないのに、短期の研究結果を出されても