広島県庄原市の国道で2月、無免許で飲酒運転し、高齢夫婦を死亡させたとして、自動車運転死傷行為処罰法違反(無免許危険運転致死)などに問われた三次市の少年(18)の初公判が9日、広島地裁(日野浩一郎裁判長)であった。少年は「誤りはありません」と起訴事実を認めた。検察側は、少年が当日、缶チューハイなど6本と水割り2杯を飲み、事故直前にも飲酒しながら運転していたことを指摘した。 【写真】10年ぶりの「ままだいすき」…津波にのまれた娘から届いた15のメール 起訴状などによると、少年は2月7日午後4時頃、庄原市の国道183号で、酒を飲んだ状態で車検切れの乗用車を運転し、対向してきた軽乗用車に衝突。乗っていた同市の岡田和歌子さん(80)と夫重紀さん(85)を死なせたとされる。