2026年度から主に高校1年生が使う「現代の国語」の教科書。小説の掲載が相次いだ=東京都千代田区で2025年、前田梨里子撮影 2026年度から高校1年生が使う教科書の検定で、国語の科目「現代の国語」では小説を取り扱った教科書が相次いだ。文部科学省は学習指導要領の内容に照らし、この科目での小説掲載に厳しい視線を向けてきたが、申請された教科書のうち半数が小説を載せて合格した。検定意見とその対応をみると、教科書会社が小説を載せるために知恵を絞ったことがわかる。 高校1年生の国語は22年度から適用されている指導要領から「現代の国語」「言語文化」の二つに分けられた。前者では評論文など論理的な文章や法令、契約書など実用的な文章、後者では小説や随筆など文学作品や古典を扱う。 現行の指導要領に基づく最初の検定(20年度実施)で、小説を掲載した教科書は申請17点中2点(8作品)にとどまっていた。文科省が指導
