原子力の未来に向けた長い道のりの、記念すべき第一歩。 アメリカで初めて、小型モジュール型原子炉の設計が承認されました。気候変動対策が議論されるなかで、疑問視されつつも支持が復活しつつある電力源としては、有望な一歩となりました。 小型モジュール炉の実現化この設計は、原子力規制委員会(NRC)によって承認され、1月19日の連邦官報で発表されました。設計したのは、オレゴンに本拠を置く企業、NuScale社です。これが官報に掲載されたことで、電力事業者は新しい原子力発電所の建設免許を申請する際に、小型モジュール炉も選択できるようになります。この設計に従えば、通常の3分の1ほどの規模で原子炉を建設でき、1モジュールあたりでおよそ50メガワットの電力をまかなえます。 小型モジュール炉の設計として初めて認められたのと同時に、NuScale社のモデルはアメリカで正式に承認された原子炉設計としては7番目にな