ウクライナ避難民の学生と、彼らを受け入れている前橋市の日本語学校「ニッポンアカデミー」が学費をめぐって対立している問題で、学生の1人であるルニン・ヴラディスラヴさんが2月27日、群馬県庁で会見を開いた。 【写真あり】19歳から日本に住むナザレンコ・アンドリー氏 学生らは、当初、無償とされていた期間中の学費支払いを求められており、ルニンさんは約束を果たすよう学校側に求めた。 報道によると、同校は2022年5月以降、身元保証人としてウクライナ人の学生38人を受け入れ、一定期間は学費が無料だと説明していたが、9月になって「学費を請求する」と通告してきたという。 ルニンさんの会見に先立って、24日、同学校の清水澄理事長が会見を開き、学生側と学費に関する契約はしていないとし、学費を無償とするのは「自立できるまでの期間」と伝えるつもりだったと主張。また、「家賃はタダ、税金もタダ、渡航費もタダ」の学生ら
日本が舞台の映画作品で、撮影場所が日本以外の場所となるケースが相次いでいる。法政大学大学院の増淵敏之教授は「日本はロケの制限が多く、ハリウッド映画などは韓国や台湾に流れてしまっている。日本はせっかくのチャンスを逃している」という――。 【この記事の画像を見る】 ※本稿は、増淵敏之『韓国コンテンツはなぜ世界を席巻するのか』(徳間書店)の一部を再編集したものです。 ■都市のイメージはメディアによって創られる 都市イメージの形成と伝播には、メディアの力が大きい。実際にイメージ先行型の都市もある。そのような都市は、住んでみたら話はまた別なのだが、メディアによって創られたイメージがわかりやすいことが特徴である。観光都市としての魅力にも溢れていることが多い。 都市名を聞いて、シンプルにイメージが思い浮かぶ都市といえばいいだろうか。札幌でいえばテレビ塔、大通り公園、時計台、京都でいえば清水寺、金閣寺など
嫌疑不十分で不起訴処分となったのに、指紋情報をデータベースから削除しないのは人権侵害であるなどとして、日弁連は3月1日、警察庁と警視庁に速やかに削除等をするよう勧告したことを明らかにした。勧告書は2月27日付。 都内の警察署から任意の取り調べを受けた人物が、人権救済申立てをしていた。 ●指紋とりたがる警察 勧告書によると、持参したハンコを供述調書に押印したにもかかわらず、警察が署名と指印も求めてきたという。さらに断ることができると説明することなく、別途この人物の指紋を機械でも読み取り、記録として保管した。 この点について日弁連は、警察がハンコで十分なのに指印が必要であると誤信させたと指摘。警察が適切な対応をとっていれば、異議を述べたり、拒否したりもできたとして、人格権やプライバシー権の侵害に当たるとした。 また、指紋記録は不起訴処分となった後も削除されていないといい、この点についても人権侵
記者会見後、写真撮影に応じる「Rapidus(ラピダス)」の小池淳義社長(左)と東哲郎会長=2022年11月11日午後、東京都港区 写真提供:産経新聞社 日本の主要企業8社が出資し、先端半導体の国産化を目指す「Rapidus」の小池社長が2月28日、北海道庁で鈴木知事と面会し、量産化に向けた新工場を北海道千歳市に建設することを正式に表明した。 新行)トヨタ自動車やNTT、ソニーグループなどが出資する「Rapidus」は、自動運転や人工知能(AI)など、次世代の産業に欠かせないとされる「2ナノメートル」の先端半導体を4年後の2027年を目処に量産化することを目指しています。 佐々木)久しぶりに半導体の話をニュースで扱っているなという感じです。日本が半導体の先端国家だったのは80年代くらいまでで、そのあとは台湾や韓国などにすっかり抜かれてしまいました。現在の半導体のリーディングメーカーは、1位
年に2回しか浴場の湯の入れ替えをしておらず、基準値の最大3700倍ものレジオネラ属菌が検出されていた福岡県筑紫野市の老舗高級温泉旅館「大丸別荘」。2月28日に会見を行ったが、その対応が波紋を広げている。 福岡県の条例では、すべての湯を取り換える「完全換水」という作業を週1回以上行うよう定められているが、大丸別荘は19年12月以降、完全換水を年2回しか実施していなかったという。その結果、基準値の3700倍ものレジオネラ属菌が検出された。 温泉施設で感染し、死亡事例も報告されているレジオネラ属菌。老舗温泉旅館である大丸別荘がその事実を知らないはずはないが、会見で明らかになったのは杜撰な経営の実態だったーー。 大丸別荘の山田真社長は、会見でレジオネラ菌についての認識についてこう語った。 「レジオネラ属菌はどこにでもある一般細菌という安易な考えで、また、大浴場は掛け流しなのでかなりお湯が入れ替わっ
大浴場のお湯換えが年に2回だけの事実が判明した福岡・筑紫野市の老舗旅館「二日市温泉大丸別荘」の社長が、2023年2月28日に会見を開き、管理のずさんさを謝罪した。 波紋は、ほかの旅館にも広がっている。 【画像】最悪死に至るケースも…レジオネラ属菌 山田社長のあきれた「言い分」とは?川崎健太キャスター(「大丸別荘」社長記者会見会場): まもなく社長の会見が始まります。なぜ衛生管理を怠ったのか、社長は、どんな説明をするのでしょうか? 多くの報道陣が集まるなかで会見を開いたのは「大丸別荘」の山田真社長(70)。 「大丸別荘」山田真社長: 大変深く反省し、お詫び申し上げたいと思います。申し訳ございませんでした 1865年創業、昭和天皇も宿泊したことがあるという老舗旅館「二日市温泉大丸別荘」。「大丸別荘」を巡っては、2022年11月、大浴場の湯から基準値の最大3,700倍のレジオネラ属菌が検出され、
■“旬の味覚” ホタルイカが不漁 海に異変? いよいよ、富山湾のホタルイカ漁が1日に解禁に。漁師たちの心配は、日本海側に大量にいるイワシ。網にイワシがかかるとホタルイカに傷がつき商品価値が下がるためです。 船は1.5キロ先の定置網に到着。ホタルイカの大漁か。それともイワシが。期待と不安が入り混じるなか、最初の網があげられました。すると…ホタルイカの姿は見当たらず。その代わりに…。 別のイカが獲れすぎました。このイカの正体は。 ■網にはスルメイカばかり ホタルイカ歴史的不漁 59匹だけ 1日に解禁のホタルイカ漁で水揚げされたのは、わずか500グラム、59匹。2007年の9匹に次ぐ記録的な不漁となった一方で…。 この地域でマイカと呼ぶスルメイカはなぜか3.2トン。帰ってきたほかの船が積んでいるのもやはりスルメイカ。かごの中がホタルイカで埋め尽くされることを願っていた漁師たちにとっては残念な結果
1980年代から改革・開放を進めてきたベトナムが変化の岐路に立っている。今年1月に親米のグエン・スアン・フック主席(69)が収賄スキャンダルで辞任し、後任に親中のボー・ティ・アイン・スアン共産党常任書記(53)が今週中に選出されそうだ。そうなるといわゆる4柱と呼ばれるベトナム共産党書記長(序列1位)、国家主席(2位)、首相(3位)、国会議長(4位)が全て親中派となり、ベトナムが一気に親中に傾くとの懸念が浮上している。 主要外信各社は「フック主席ら最近失脚した政府高官3人全員が親米」とした上で「ベトナムの外交方針が中国に傾くだろう」と分析している。ドイツ国営のドイチェ・ベレは「失脚したフック主席はこれまで欧米資本と緊密な関係を築いてきたため、フック主席が辞任すればベトナム国内で親中エリートの権力掌握が一気に固まるだろう」と予想した。 ベトナムは伝統的に親米派と親中派の権力争いが続いてきた。共
ロシア軍の攻撃によって破壊された建物=2月27日、ウクライナ・バフムート/Alex Babenko/Reuters (CNN) ウクライナ軍の指揮官らは2月28日、ロシア軍が東部バフムートに激しい攻撃を加えているものの、掌握には至っていないとの認識を示した。 ウクライナ軍第28旅団の指揮官、ユーリ・マドヤル大佐はSNSテレグラムで「ここ24時間、敵は猛攻を仕掛けており、持てる力を全て駆使して砲撃を行っている」と説明。ロシア軍は地上戦では成功を収めておらず、空からの攻撃でそれを補っている状況だと述べた。 SNSの動画や現地のウクライナ兵の証言によると、ロシアはバフムート周辺にいるウクライナの守備隊を狙い、戦闘用航空機の使用を増加させている。 マドヤル氏は「どの方面でも敵は大した成果を挙げていないが、常に打開を試みている」と述べ、北側は複雑な状況だと指摘した。 マドヤル氏はまた、他のウクライナ
IAEA=国際原子力機関は、イランの核施設で濃縮度が84%ほどの高濃縮ウランが見つかったとする報告書をまとめました。イラン側は「意図しない濃縮が起きた可能性がある」としていますが、ウランの濃縮度は、90%以上になると核兵器に転用可能とされていてIAEAが状況の確認を進めています。 IAEAは先月28日、イランの核開発に関する報告書を加盟国に示しました。 それによりますと、ことし1月、イラン中部フォルドゥの核施設で採取したサンプルに、濃縮度83.7%のウランが含まれていたということです。 イランは核開発の目的は平和利用だと主張していますが、ウランの濃縮度は、90%以上になると核兵器に転用可能とされています。 イラン側は「意図しない濃縮が起きた可能性がある」と説明していますが、IAEAは「イラン側と話し合っている」としていて状況の確認を進めています。 イランの核開発をめぐっては、核開発を制限す
陽性者の健康状態を電話で確認する保健所のスタッフ=東京都府中市の多摩府中保健所で2022年2月9日午前11時34分、竹内麻子撮影 現場で働く保健師の間で、「アイデンティティークライシス」(自己喪失)ともいえる状況が起きている。新型コロナウイルスの感染拡大で、本来の業務である地域の保健活動が先細りしているからだ。自治体職員らで作る労働組合「自治労」が1日に公表したアンケートでは、保健所で働く職員の63・9%が、家庭訪問や健康相談などの支援活動がコロナ前に比べて「減った」もしくは「やや減った」と答えた。業務の多忙などを理由に63・5%が離職を検討していることも明らかになった。 【受診の目安】この症状、迷わず受診を アンケートは昨年11月から今年1月にかけてウェブで実施され、全国の保健所などで働く保健師や事務職員、薬剤師ら1851人が回答した。コロナ下の3年間で業務量の変化を聞いたところ、「増加
2月19日(日)、18時30分 羽田発福岡行きJAL331便は91分遅れの出発から6時間49分後、Uターンし午前2時50分に羽田空港に着陸した。 【映像】福岡空港から折り返す実際の機内のモニター 強風、福岡空港上空の混雑と着陸時間の制限、燃料など様々な要因があるが、ここでは、この「長すぎるUターンフライト」における各人の心理を元パイロットや元管制官と共に検証しながら振り返ってみよう。 ●20:01 強風で定刻より91分遅れで出発(20:18 離陸) 当時の乗客の心理 羽田空港付近では強風のため、飛行機の発着が乱れ、2時間近く遅れての離陸となった。これに対して、331便の乗客の一人で『昆虫はすごい』(光文社新書)などで知られる昆虫学者・九州大学教授の丸山宗利氏は 「福岡空港が22時に閉まると知っていたので不安を感じていました」 と当時の胸中を語った。福岡空港は市街地にあるため、緊急を要する着
見渡す限りの海面をナガスクジラの群れが埋め尽くし、その吐く息によって水平線はかすんでいた。 2022年1月、極地探検クルーズ船「ナショナル ジオグラフィック・エンデュアランス」号の乗客と乗員は、南極半島の近くでこの神秘的な光景に遭遇した。商業捕鯨によってナガスクジラが絶滅の危機に追い込まれてからは、観測されることのなかった規模の大群だ。(参考記事:「【動画】巨大クジラが300頭を超える「大宴会」、撮影に成功」) 「コロネーション島の北を航行していた私たちを出迎えたのは、信じられないような光景でした。水平線のあちらこちらでクジラたちが潮を吹き上げていたのです」と、動物学者のコナー・ライアン氏は語る。ライアン氏は、クルーズ旅行会社「リンドブラッド・エクスペディションズ」が運航する「ナショナル ジオグラフィック・エンデュアランス」号の専属博物学者でもある。 「近づくにつれ、私たちは、クジラたちが
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