週刊ビッグコミックスピリッツに連載中の漫画「美味しんぼ」の表現が福島県民への差別や風評被害を助長するとして、同県双葉町は7日、同誌を発行する小学館に抗議文を送った。 抗議対象は先月28日発売号。東京電力福島第一原発の取材後に原因不明の鼻血を出す主人公らに、同町の前町長が「福島では同じ症状の人が大勢いますよ」と話す様子が描かれた。 全住民が避難している同町は、抗議文で「鼻血などの症状を訴える町民が大勢いる事実はない」と指摘。同号の発売後、「福島産の農産物は買えない」「福島県には住めない」などとする電話やメールが十数件、役場に寄せられたといい、「町民や県民への差別を助長させることを強く危惧している」としている。 小学館の同誌編集部は先月28日、「綿密な取材に基づき、作者の表現を尊重して掲載した」などとする談話を出している。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く