こんにちは、エンジニアの成田です。 以前のアリのフェロモントレイルに続き、今回も人工知能のシミュレーションを行ってみます。今回は人工生命のアルゴリズムとしてはメジャーであるBoidsを取り上げます。 1.Boids Boidsとは1987年のSIGGRAPHでCraig Reynolds氏が発表した人工生命プログラムで、鳥や魚、陸上動物の群れのような動きを行うオブジェクト(boid)の集合体です。このアルゴリズムの面白いところは各オブジェクトに簡単なルールをいくつか適用するだけで全体が複雑な動きを見せるところです。その意味では前回のアリのフェロモントレイルと同じくBoidsも群知能と言えます。 Reynoldsが群れをシミュレーションするために定義したルールは 衝突の回避…近隣の仲間との衝突を避ける 速度の適合…近隣の仲間の速度に合わせようとする 群れ中心化…近隣の仲間の近くに居ようとする
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