かつて「世界の工場」と呼ばれた中国広東省深センは今や「ハードウエアのシリコンバレー」になった。驚くべきスピードで次々に製品を生み出す独自のエコシステムに対し、日本企業の関心も高まっている。その深センを中心に、世界各地の「メイカームーブメント」などから、ものづくりとイノベーションの未来を探る。 連載「『世界の工場』の明日」では、まずJENESIS(ジェネシス)の藤岡淳一社長とShiftall(シフト―ル)の岩佐琢磨CEO(最高経営責任者)の6回にわたる講演・対談の動画を通じ、大衆に広く波及するイノベーション(マスイノベーション)を生むシステムについて考えていく。 藤岡氏は、台湾、香港、深センと、15年以上にわたってハードウエアの製造に携わってきた。現在は中国広東省深セン市に自身が経営するジェネシスを構え、年に50近いハードウエアの受諾製造サービス(EMS、 Electronics Manuf
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