内閣府によると、10年4~6月期の国内総生産(GDP)の速報値は、米ドル換算で1兆2883億ドル(118兆5379億円)となり、同期の中国のGDP(1兆3369億ドル)を下回った。経済規模が世界2位の日本は、10年に中国に抜かれて3位に転落することが確実視されている。 10年上半期(1~6月)では、日本の2兆5871億ドル(236兆2836億円)に対し、中国は2兆5325億ドル(17兆2840億元)と、日本が上回っている。津村啓介内閣府政務官は「季節調整の方法が日本と中国では全く違うので、年間での比較が正確だ。四半期で単純比較すると誤解を生む」との見方を示している。【高橋昌紀】