政府は16日、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が島根県の竹島(韓国名・独島)に上陸した問題への対抗措置として、竹島の領有権問題について国際司法裁判所(ICJ)に提訴するための手続きに入ることを決めた。藤村修官房長官が17日の記者会見で発表する。 【写真も】韓国の李大統領が竹島上陸 裁判を実現させるのには当事者の同意が必要。韓国政府に共同で提訴することを呼びかけ、拒否されれば、単独で提訴することも検討する。単独でも日本が提訴すれば、韓国側は拒否する理由を説明しなければならず、日本としては竹島をめぐる領土問題の存在を国際社会にアピールする狙いがある。【西田進一郎、横田愛】