ごぶさたしております。コロナ禍で緊急事態宣言が解除されるまで待っていたので、前回から3カ月以上空いての取材です。押井監督にとっても、「妄想はしてたけど見たことがない世界」を見ることができた3カ月間だったんじゃないですか。 押井:そうは言ってもほとんど引きこもってたからね。週に1回外に出るだけでほとんど家から出ないで過ごしてたけど、ストレスは全然なかった。 ウチは子供がいるから何かと大変だったので、うらやましいです。 押井:僕は引きこもり体質があるからさ、たっぷり本も読んだし充実した日々だったよ。どちらかと言ったら「もう終わっちゃうんだ」と、残念というかね。 「今日で夏休みもおしまい」みたいなやつですか(笑)。というわけで、もうお忘れかもしれませんけど、今回のお題は三池崇史監督の「DEAD OR ALIVE 犯罪者」(1999)です。 押井:もうとっくにしゃべったような気がしてた(笑)。Vシ