勇気を持って、立ち向かう 大切なのは「まず、やってみる」 外国語学部 ドイツ語学科 菅野 瑞治也 教授 生涯の絆を生む「学生結社」 医師だった父の影響で子どものころからドイツが身近な存在に。京都外大でドイツ語を専攻するのも自然な流れでした。 ドイツ・マンハイム大学留学中だった1981年1月、「学生結社」に入会し、真剣を用いた決闘「メンズーア」を経験。それがきっかけとなり、決闘の歴史を軸にドイツ語圏の歴史と文化を研究するようになったのです。 学生結社は日本ではなじみがないですが、ドイツには約1,000団体あり、社会的にも影響を与えている存在です。決闘賛成派と決闘反対派とがあり、ゲーテやニーチェ、ビスマルクらの著名人も決闘を経験しています。もちろん危ない団体ではなく、同郷の学生たちの互助会を起源とする組織です。 学生結社は500年以上の歴史を持ちますが、私の入った「コーア・レノ・ニカーリア」も