「東京ゲームショウ」10周年を記念して、第一線で活躍されてきた各クリエイターに「ゲーム業界の10年」をテーマにインタビュー。前回に引き続き、プロペの中裕司社長に話をうかがった。 ――「ファンタシースターオンライン」は、多くの人から評価されました。 中裕司氏:2001年の東京ゲームショウで、「日本ゲーム大賞」という賞を「ファンタシースターオンライン」がいただきました。このときは「ファイナルファンタジー」「ドラゴンクエスト」「ゼルダ」などがエントリーされていて、ステージに大御所3人がいらして、そこに僕がいた。「絶対僕じゃないな」と思っていたので、名前を呼ばれた瞬間きょとんとしてしまいました。 ――ゲーム業界の人たちはあの作品が革新的だったことが分かっていたんですね。 中氏:あそこで「ドラゴンクエスト」を選ばなかったことで、すごくいい業界だと思いましたし、「日本ゲーム大賞」ってのはすごくいいなぁ