TVゲーム最大のヒットシリーズ9作目「ドラゴンクエスト9 星空の守り人」が、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「PS3」陣営を離脱、任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドーDS」専用として07年に発売されることになった。「これを機に、ゲームメーカーは雪崩をうって任天堂陣営に移る」と指摘する専門家もいて、業界地殻変動の起爆剤になりそうだ。 ドラクエは、任天堂の「ファミコン」で産声を上げ「6」作まで任天堂陣営だったが、SCEに請われ、「7」からSCEに移った。そんなドラクエが今回、SCE陣営から離脱することになったのには様々な要因があるが、実は、ドラクエに限らず「PS2」にソフトを供給してきたメーカーはSCE陣営からの離脱をかなり前から模索していた。 シンプルで親しみやすいゲームが売れている 「(PS2へのソフト供給を)やめられるものならやめたい。でもやめられない」。大手ゲームメー