シエナ戦の敗北時、『ガゼッタ』紙は「その献身的プレーは満点に値する。すべてのボールに対して人生を懸けたかのようにアタックしていった長友」と掲載。ただし、本拠地サン・シーロで勝てないという結果に対して、厳しい評価を与えていた。 この男はどこまでタフなのだろう。 今シーズン、苦しい序盤を過ごすインテルで、長友佑都は攻守に確かな存在感を示し続けている。とりわけ、9月下旬の3連戦は長友にとっても濃密な7日間となった。 20日(木)に迎えたヨーロッパリーグ(EL)・グループリーグ初戦に左サイドバックとして先発したが、インテルはルビン・カザン相手に苦戦。長友は大きくサイドに開いて敵陣にドリブルで切り込もうとしたが、逆に裏のスペースを狙われ、チームは1対2とリードを許す。万事休すかと思われた後半47分、敵陣左でボールを持った長友は、DFサムエルにボールを預けると中央へ切り込んだ。 右に開いたFWミリート