朝起きたらでっかい隕石が落ちてきて命中して、全身バラバラのスプラッタになっちまった。 のを上から見ている、死んだはずの当の本人。 「惜しかった。もうちょっと石のサイズが小さかったら、頭に突き刺さってスーパー地球人になれたか も知れないのに」 「……生き返れると分かった途端、この余裕。地球人恐るべし」 「や。調査によると、こいつはいつもこうらしい」 昔読んだ読み切り漫画を思い出していると、後ろから声をかけられた。感心してるようでバカに してるのが天使な女の人で、明らかに呆れてるのが悪魔な男。 「いやいや、まさか生き返れるなんて! しかも何だか特典付きらしいし! ねぇねぇ、特典! 特典って何? ていうか早くくれよ」 「……即死にしなけりゃ良かった」 天使っぽいのから不穏な言葉が聞こえたような。天使なのにおかしいね。 と思っていると、悪魔な人がポケットから手帳みたいな何か取り出した。 「天使の白