【ユーロ総括】敗退は必然だったのか? 王者の称号を失ったスペイン代表が抱えていた問題とは 2016.06.29 ついに、スペインから“王者”の称号がなくなる。2年前のブラジル・ワールドカップで“世界王者”の称号を失ったのに続き、ユーロ2016でもタイトル防衛に失敗。奇しくも、4年前の決勝で引導を渡した相手に敗れて、“欧州王者”の資格を失うことが決まった。 27日に行われたユーロ2016決勝トーナメント1回戦。イタリアと対戦したスペインは、0-2で敗れた。相手GKジャンルイジ・ブッフォンの好セーブがあったとはいえ、試合後、ビセンテ・デル・ボスケ監督が「内容では明らかにイタリアのほうが良かった」と振り返ったように、相手の方が一枚も二枚も上手だった。 この試合のキックオフ数時間前、スペインの一般紙『エル・パイース』は、この試合に向けたプレビュー記事を掲載した。その見出しは「スペインは、スペインら