『フランス・フットボール』誌9月19日発売号は、オリンピック・マルセイユ(OM)を特集している。 OMはフランスでは特別な存在――フランス人の心のクラブであり、パリ・サンジェルマンやモナコには寄せることのない情熱と愛情を、人びとはOMに注いでいる。だからこそメディアも、成績の如何によらずOMを頻繁に取り上げる。 だが、ここで紹介するのは、昨年就任したフランク・マッコートオーナーのOM復活プロジェクトの検証でも、筆者(田村)による酒井宏樹インタビューでもない。OMとはまったく別の話題――ポルトガルリーグの現実である。 ベンフィカ、ポルト、スポルティングとそれ以外という二重構造のもとに、伝統的に成り立っていたポルトガルのサッカーが危機に直面しているという。いったいポルトガルで何が起こっているのか。ニコラス・ビラス記者がレポートする。 監修:田村修一 ユーロ王者にしてC・ロナウドの母国たるサッカ
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