もうすぐ七章が始まるよー! サンタアイランドという新しい謎を迎えつつ、 夕焼けの海から帰還したぐだを待っていたものは、また、地獄だった。 支配するもの、されるもの。 その真ん中を駆け抜けるもの。 女神と王様と労働がコンクリートミキサーでぶちまけられた、ここは紀元前ウルクの街。 六章が一本の重いストーリーだったのに対し、 七章は王道RPGらしい展開となりました。クエスト、クエスト、またクエスト。 とにかく色々詰め込みましたので、最終章の一歩前、最後の「旅」をお楽しみください。 ◆ 意識を持った時から、自分には何もなかった。 記憶も経歴もない。誇るべき過去もない。こんなの、突然発生した亡霊と変わらない。 与えられたのは新人類という肩書きだけ。 母に必要とされている、という事実だけ。 だからそれだけを頼りにした。 新しいヒトである事、旧人類とは違うものという事を盾に振る舞うしか、自らを示す道がな