企業に対して、「あの会社は~」と表現してみたり、最近何かと騒がしい芸能界に対して、「芸能界は~」などと、ひと括りにして語る人をよく見かけます。確かに言葉の使い方としては間違っていませんが、果たしてその主語は、本当に存在しているのでしょうか? 「“みんな”という人はいない」と、よく言われます。 今、秋田県鹿角市、長野県に続き、神奈川県海老名市の移住促進PR動画の制作をしているのですが、今日出演していただく方々とお会いさせていただいて、改めて「主語を大きく捉えすぎると、判断を間違えることがある」ことを痛感しました。 「移住者は~」「海老名に移住を考える人は~」「今、海老名に住んでいる人は~」などと話を進めていくのですが、ひとりひとりにじっくり話を聞いてみると、そんな主語が“存在していない”ことがわかります。ひとりひとりに考え方があって、ひとりひとりに価値観がある。それを何も考えず、大きな主語で