性同一性障害(GID)の20代の若者が今夏、逗子市の海水浴場で海の家を開き、29日に2カ月間の営業を終えた。その海の家は「浜辺の食堂 ボーダレス」。スタッフは達成感を抱え、来年も開くことを決めた。 「いらっしゃい。レモンラーメンが人気ですよ」。海水浴客に気さくに声をかける園田純さん(29)は、戸籍上は女だ。しかし、外見はひげを生やし、筋肉質のからだ。本人から言われなければ、わからない。 「自分たちにできるか不安はあったが、新しいことをやってみたかった」。参加するGIDの支援団体のホームページで仲間を集め、7月3日に開店した。「理解までは求めない。GIDを知るきっかけにしたかった」と園田さんは言う。店の前には性的少数者のシンボルである虹色の旗をおいた。 園田さんを含め、スタッフ5人はいずれも性の悩みを抱えて生きてきた。園田さんは高校生の頃、性同一性障害という言葉を知った。両親に打ち明けたのは
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