アメリカのIT企業、グーグルは、ことし1月から3月までの四半期決算を発表し、ネット広告の収入は伸びたものの、競争の激化で広告の単価が低下したことなどから減益となりました。 その一方で、最終利益は35億8600万ドル(日本円でおよそ4300億円)で、前の年より4%減少しました。 これは、クリック1回当たりの広告料金が前の年より7%も低下したことや、外国為替市場でドル高が進み売り上げの半分以上を占める海外で稼いだ収益が目減りしたことなどによるものです。 また、広告の単価が低下している背景には、パソコンより料金が安いスマートフォン向けの広告の割合が増えたことや、アプリを使って直接、フェイスブックやアマゾン・ドット・コムなどのサイトを見る人が増え、競争が激化していることが指摘されています。 グーグルは4月、EU=ヨーロッパ連合から検索サービスを自社のサイトが有利になるよう不当に運用しているとして警