14歳以下の子どもが電気ケトルや炊飯器でやけどを負う事故が過去約7年間で計375件あったことが13日、消費者庁のまとめでわかった。2歳以下では重症化する傾向にあった。被害防止のため、消費者庁は安全に配慮した商品を選ぶよう注意を呼びかけている。 医療機関からの情報をまとめた。内訳は電気ケトルや電気ポットによる事故が241件、炊飯器による事故が134件。入院が必要な「中等症」か生命に危険が及ぶ可能性が高い「重症」の事故は、電気ケトルなどが約23%、炊飯器は約8%だった。 これらで中等症や重症のやけどをおった子どもの9割以上は2歳以下だった。子どもに電気ケトルのお湯がかかってしまったり、炊飯器の蒸気に触れてしまったりするなどのケースが起きているという。倒れてもお湯がこぼれにくい電気ケトルや蒸気が出ない炊飯器も販売されていることから、消費者庁は「安全に配慮された製品を選んで」と注意を呼びかけている