記事:三浦崇典(天狼院書店店主および『殺し屋のマーケティング』著者) 最初から立場を表明しておくが、僕は、本屋である。 ま、本屋のたわごと、と思って読んでもらってもいい。 ただ、少なくとも言えることは、僕はなんの立場であろうとも、たとえどんな職業をしていようとも、おそらく、この記事を書いただろうということだ。 僕は、天狼院書店という本屋を経営してして、社員・スタッフ含めて、たぶん、全国で40人ほどの本好きのスタッフがいるが、その中で最も本を読んでいるのは、僕だろうと思っている。 忙しいことは、まちがいないが、忙しければ忙しいほど、自然と読書量が増える。 仕事が多岐にわたり、高度になればなるほど、自分が保有していたり、世の中に無料で飛び交っている知識では対応できなくなってくるからだ。 日本の本では対応できない場合は、翻訳されている本を読む。 現代の本で解決できなければ、異国の古典にも手を伸ば